一楽二萩三唐津やからつものと言われる「唐津焼」。〇〇唐津と呼ばれるような唐津焼の種類。たくさんの種類がある中でそのいくつか特徴的なものを紹介!それぞれの特徴と魅力も紹介!

種類・特徴

さまざまな種類がある唐津焼。
その主なものなどをいくつか紹介します。

〇〇唐津と呼ばれる唐津焼は、
今回紹介するもの以外にもたくさんあります。


斑唐津(まだらがらつ)

ワラの灰を混ぜた釉薬をつかったもので、
焼くと淡い青白、または薄い黄色に発色。

釉薬のなかの小さな鉄分が、
表面にぽつぽつと、黒や青っぽい斑点が
あらわれることが。

このことから、
「斑(まだら)」と呼ばれるようになったと考えられます。

斑唐津の白っぽい色のなかにも、
淡い緑や青、うすい黄色やピンク。

白色っぽい釉薬の色味にも、
複雑でとても豊かな発色をします。

お椀や皿、片口やつぼ類に多く見られる種類。

写真は斑唐津ぐい吞みです。
IMG_4153

朝鮮唐津(ちょうせんがらつ)

斑唐津に使った釉薬(藁灰釉)を
鉄を原料とする、鉄釉にかける。
もしくは、
鉄釉に斑唐津の釉薬をかけることで作られる。

白と黒の特徴的な色合いを持ち、
鮮やかな色の対比、コントラストが見られます。

白と黒の対比だけではなく、
流れていく灰釉には、
炎のような神秘的な青色。

水の流れや、炎。
オーロラのような、神秘的、
そして、自然的な表情をもっています。

徳利(とっくり)や壺、水指などの、
立体的なものに使われることが多いです。
IMG_4351

絵唐津(えがらつ)

絵唐津の絵には、
植物や鳥などの身近な自然のものが多く描かれます。

そのほかには、
点や線、丸などの抽象的な模様も。

絵唐津の絵は、
筆の数が少ない、シンプルなものが多いです。

やさしい線や、力づよい線など、
線のなかにも様々な変化があり、
のびのびと、
そして、生き生きとしています。

色味も
黒色のものから、鉄に火が通って
赤みのあるもの、と複雑な変化。

目を引き付けるインパクトと、
見飽きない魅力があります。
IMG_4306

青唐津(あおがらつ)・青唐津象嵌(ぞうがん)

雑木の灰を混ぜた、
土灰釉(どばいゆう)と言われるものを使って作られます。

還元焼成(かんげんしょうせい)という、
火のもとに近い=酸素が少ない
不完全燃焼のような状態で焼くことで、
透明でくすんだオリーブ色に発色します。

写真は青唐津象嵌(ぞうがん)と言われるもので、
器の素地に模様を掘り、
そこに白い化粧土をつけることで文様を作っています。

とても細かい文様を見ることが出来ます。
IMG_4160

三島唐津(みしまがらつ)

李氏朝鮮時代に朝鮮半島から
日本にわたってきた陶器である、
「三島」の技法を伝承したもので、
前述の青唐津象嵌のように、
やきものの素地自体に文様を施すものです。

やきものが乾燥しきる前に、
木型を押し、へこみ文様をつけ、
そこに白色の化粧土を塗る。

表面の化粧土をふき取ると、
へこみに残った化粧土で文様ができる。

この技法は、
一般的に象嵌手や三島手と呼ばれます。

象嵌や、三島は、
ほかの唐津焼とは少しスタイルの違う、
特徴的なものです。
IMG_4109

まとめ

今回紹介は5種類の唐津焼を紹介させていただきました。

このほかにも、
たくさんの種類の唐津焼があります。

同じ種類として分けられるものの中でも、
それぞれ表情が違い、さまざまな魅力を持っています。

今回紹介できなかったものも、
これから紹介していこうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。